Tポイントカードをなぜ解約するのか
個人情報の不安から解約を検討する人が増えています
Tポイントカードの購入履歴など、個人情報が警察に提示されていたというニュースが流れたのもあってか、ネット上ではTポイントカードの解約を検討しているという声が増えています。
Tポイントの解約方法は間違った情報が流れています
Tポイントカードの解約を検討する人が増えた結果、twitterやblogなどで解約の経験談を見かけることが多くなりました。
しかし、その中には、解約したつもりが手続きが間違っていて、全く解約できていない ケースがたくさん見つかります。
ネットには、間違った解約方法も多く流れているので、正しい解約方法を説明します。
Tポイントカードの解約方法でよくある5つの間違い
Tポイントの有効期限が切れたからOK → 解約になってません
Tポイントの有効期限が切れても自動解約にはなりません。
Tポイントの有効期限は、最後にTポイントカードを使ってから1年間です。
最後にTポイントを「貯める」「使う」「交換」してから1年がすぎると、Tポイントは消えてしまいますが、Tポイントカードが自動で無効になるわけではありません。
最後の利用から1年過ぎていても、Tポイントが無効になっただけで、Tポイントカードの機能はそのまま有効です。
有効期限が切れている状態でも、解約はできていません。
Tポイントカードにハサミを入れればOK → 解約できてません
Tポイントカードにハサミを入れて処分しても解約にはなりません。
購入履歴などの個人情報やTポイントの残高は、Tポイントのサーバーに保管されていて、カードに記録されているわけではありません。
カードにハサミを入れたり、シュレッダーに掛けたりしても、カードが使えなくなるだけで、解約したことにはなりません。
むしろ、正しい解約処理をするために必要なTポイントカードの番号がわからなくなるので、解約が終わる前にTポイントカードを処分するのは逆効果です。
TサイトからT会員ネットサービス登録解除をすればOK → 解約になりません
T会員ネットサービスの登録解除をしてもTポイントカードは解約されません。
T会員ネットサービスは、Tポイントのサービスをインターネットでも利用できるようになるサービスです。
TポイントカードとYahoo!JAPAN IDと連携して、ヤフオク!やYahoo!ショッピングなどでTポイントが使えるようになるのが代表的なものです。
T会員ネットサービスの登録解除をしても、インターネットでTポイントが使えなくなるだけで、Tポイントカードが解約されるわけではなく、Tポイントカードとしての利用は何も変わりません。
T-SITEにログインして「Tカード停止手続き」をしたからOK → 解約になってません
Tカード停止手続きをしてもTポイントカードは解約されません。
Tカードの停止手続きは、Tポイントカードを紛失したときなどに、TポイントやTSUTAYAレンタルなどの機能を一時停止する手続きです。
Tカードの停止手続きをしても、Tポイントカードの機能が停止するだけで、カードが解約されるわけではありません。
TSUTAYAの店頭で解約したからOK → 解約されていません
TSUTAYAの店頭で解約できるのはレンタル会員のみでTポイントカードは解約されません。
Tポイントカードには、TSUTAYAレンタル機能は標準でついていません。
レンタル機能を利用するには、TSUTAYAの店頭でTポイントカードにレンタル機能をつける手続きが必要です。
TSUTAYAの店頭で解約しても、レンタルができなくなるだけで、Tポイントカードとしての利用は何も変わりません。
Tポイントカードを解約する方法
T-SITEから解約できます
Tポイントカードを解約して使えなくする手続きは「退会」です。
具体的には、Tカード退会 と Tネットサービスの退会 が必要になります。
この両方の手続きが必要になります。
本人ではない場合Tポイントカードの退会届を郵送で提出するしかありません
Tポイントカードを解約して、登録されている情報をすべて削除するには、郵送による解約手続きがかならず必要です。
それ以外の方法で、Tポイントカードを解約して登録情報を削除することはできません。
Tポイントカード退会に必要な準備
連携しているサービスの解約
解約手続きをする前に、不要なサービスを解約しておきましょう。
特に、TSUTAYA DISCASの有料サービスが解約されていないと、Tポイントカードの解約はできません。
また、TSUTAYAレンタルも返却して、もし延滞金がある場合は精算しておきましょう。
最後に、Yahoo!ショッピングなどで残っているTポイントを使い切っておくのもいいですね。
解約するTポイントカード番号を特定する
解約したいTポイント番号を確認しましょう。
Tポイントカードは下記の3つがあるので、解約したいカードの情報を確認しましょう。
カード番号が16桁のTポイントカードを解約したい
黄色いTロゴの入ったカードです。
0または9から始まる16桁のカード番号が必要です。
カード番号が9桁のTポイントカードを解約したい
TSUTAYAのロゴが入った会員証タイプのカードです
9桁のカード番号が必要です。
モバイルTカードを解約したい
スマホアプリのモバイルTカードのみを使っていて、プラスチックカードを持っていない場合です。
Tサイトのポイント履歴ページから確認できる「Tポイントお問い合わせ番号(16桁)」と、モバイルTカードに記載されているTカード番号が必要です。
Tポイントカードの正しい退会手続き
解約手続きはTサイトか電話でOK
TサイトからTカード退会とT会員ネットサービス登録の退会の両方の手続きをしてください。
Tサイトから退会手続きができるのは、T会員本人と亡くなったT会員の代理人のみです。
サイトからの退会手続きは無料です。
本人の場合は、Tカードサポートセンターへの電話でも退会は可能です。
電話でT会員を退会する場合は、Tカードサポートセンターへ電話連絡をして、オペレーターに「TカードとT会員ネットサービスの両方の退会を希望する」と伝えればOKです。
Tカードサポートセンターの電話番号は、以下のページで確認できます。
なお、Tカードサポートセンターはナビダイヤルなので、通話料が必要です。まずは、サイトから解約手続きをした方がいいでしょう。
これでTポイントカードの解約手続きは完了です。
代理人の場合は郵送が必要
解約の届出書をダウンロードして印刷
Tカードの解約届出書は、Tポイントカードの発行元であるCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)のサイトからダウンロードできます。
解約に必要な書類は、届出書 2(Tカード登録情報の変更・退会/削除) です。
手書きで記入して郵送で提出するので、届出書をA4用紙に印刷しましょう。
プリンターがない場合は、PDFをSDカードなどにダウンロードして、コンビニのマルチコピー機で印刷しましょう。
解約の届出書を記入
届出書 2(Tカード登録情報の変更・退会/削除) を記入します。
2の請求種別の、Tカードの退会 / Tカード登録情報を全て削除 と、退会・削除と同時に、T 会員ネットサービス登録も解除する にチェックしましょう。
3の請求対象者情報には、解約したいTポイントカードの番号と、氏名、生年月日、性別、住所、電話番号を記入します。
4と5は記入不要で、6の送付物は、本届出書と本人確認書類等にチェックをいれましょう。
これで、届出書は完成です。
本人確認書類のコピーを準備する
次の4点を満たしている本人確認書類のコピーを同封する必要があります。
1.氏名・生年月日が印字されている
2.現住所が記載されている
3.公的機関、もしくは学校や会社が発行している
4.有効期限内である
具体的には、運転免許証や運転経歴証明書、健康保険被保険者証、学生証、社員証、パスポート、在留カード、特別永住者証明書、外国人登録証明書、障害者手帳 (身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳など)、住民基本台帳カード、市民証など、その他自治体が発行する証明書 などです。
本人確認書類に、氏名、現住所、生年月日、発行者、書類の種類・有効期限または発行日・発行番号以外の情報が書かれている場合、不要な部分は塗りつぶしておきましょう。
届出書と本人確認書類を簡易書留で送る
記入した届出書と本人確認書類(コピー)を封筒に入れて、簡易書留で発送します。
簡易書留は郵便局の窓口から発送します。
Tポイントカードを送る必要はないので注意してください。
これでTポイントカードの解約手続きは完了です。